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広島県被災地域へのキャラバン活動を実施しました!

 928日、広島・三原に18人のチェリストが集まりました。宮城、東京、神奈川、大阪、兵庫、岡山、そして広島県内から、昨年起きた豪雨災害の被害に遭われた被災者の皆様に、チェロの優しい音色を届けてくださいました。広島キャラバンは4ヵ所での演奏会でしたが、どの会場でもお客様はとても喜んでくださり、「楽しかったよ」「感動した」「来てくれて嬉しい」「また来てね」など嬉しいお声をいただきました。
 参加されたメンバーたちからのメッセージを以下に掲載させていただきますが、遠くから、そして忙しい中をがんばって集まってくださった成果が存分に発揮できた、被災地の方を勇気づけた演奏会となりました。
 広島キャラバン担当として、参加者のメンバーの皆様お一人おひとりに御礼申し上げます。被災地に素敵な時間とチェロアンサンブルの魅力を伝えてくださり、ありがとうございました。 

2019年9月28日(土)
 10時00分       JR三原駅集合
 11時00分       船木コミュニティーセンター(三原市本郷町船木)到着
 11時30分〜12時30分 リハーサル 
 13時00分〜14時00分 同センターで演奏
 15時30分       障害者支援施設 西の池学園 地域交流ホーム(東広島市高屋)到着
 16時30分〜17時30分 同ホームで演奏
 18時30分       東広島駅前のホテルに宿泊
 19時30分〜      懇親会
 
2019年9月29日(日)
  8時00分       東広島駅集合(呉市へ約30分)
  9時00分       呉市立安浦小学校体育館 到着
 10時00分〜11時00分  同体育館で演奏
 13時00分      坂町立小屋浦小学校体育館(安芸群坂町小屋浦)到着
 14時00分〜15時00分  同体育館で演奏
 18時00分      JR広島駅で解散
 
演奏曲 
  ・三枝成彰:チェロのためのレクイエム
  ・スカルラッティ:メヌエット
  ・ゴルターマン:レリジョーソ
  ・久石譲:となりのトトロ
  ・久石譲:ねこバス
  ・久石譲:さんぽ
  ・シュトラウス:ピチカートポルカ
  ・ケ・セラ・セラ
  ・カントリーロード
  ・それいけカープ(若き鯉たち)
 

参加者の声

岡山から参加の小川照夫さん
 私は、笠岡の豪雨災害被害地域での演奏会に参加してから2回目になります。広島キャラバンでの2日間は、天候にも恵まれて、被災地の住民の皆様に多く来場していただき、大成功だったと感じています。このキャラバンの準備、運営をしていただいた木村直子さん、バスの運転手さん、車で楽器を運んでいただいたチェロメンバーのみなさんに大変感謝しています。
 
 土曜日の最初のリハーサルから、本番を重ねるごとにアンサンブルの質が上がり、チェロアンサンブルの良さである重厚なハーモニーができていきました。選曲も素晴らしく、どの会場でもカープファンの手拍子と歌声で最高のフィナーレでした。観客と奏者みんなが笑顔になる音楽の力は偉大です。キャラバンで一緒に演奏できた仲間に感謝です。ありがとうございました。

 

岡山から参加の宝玉さん

 被災地の方々が喜んでくださった手答えがあって、とても嬉しかったです。良い経験をさせていただき、ありがとうこざいました。広島だけあって、やはりカープは最強でした!  演奏ではコンサートマスターを引き受けてくださった小川先生はじめ、パートの皆様にとてもお世話になりました。ありがとうこざいました。
 添付の写真は安浦町の準備中です。 白板がなかったのでチェロケースが大活躍しました。
 

大阪から参加の鈴木孝道さん
 三原市駅前を出発したキャラバンの車窓から眺めた東広島の山々は、秋の陽に緑鮮やかに輝いていました。川の流れも穏やかに、川面も美しくきらめいていました。実りの稲穂は 黄色一色、真っ赤なヒガンバナが鮮やかに彩でキャラバンを迎えてくれました。しかし、昨年7月の被災状況(広大作成資料)は想像に絶するものでした。そんな被害地でのチェロコンサートの会場には、復興に尽された方々も、今は心豊かに、チェロアンサンブルを楽しもうと、多数ご参会、大きな拍手をくださいました。
 
 広島のキャラバンは大成功でした。いま83歳のわたしは、北海道の有珠山復興支援から 中越地震復興支援の山古志村へも参加。東日本大震災復興支援キャラバンでは、仙台から一ノ関。陸前高田へもチェロキャラバンに参加させていただきました。国際チェロアンサンブル協会の今後の活動を期待しています。 

 

広島からの参加の宍戸伸子さん
 昨年の西日本豪雨災害復興支援キャラバンPart2。リハーサルは、当日1日目のほんの1時間あまりだけ不安でしたが、チェロアンサンブルの響きが、聴いてくださる被災地域の方々の魂に届きますように、という強い気持ちでスタートしました。
 
 1また1人と、わざわざ足を運んでくださる方々。でも、会場には来られないけど、今も現実と向き合っておられる方もたくさんおられるはずそんな方々への想いも胸に、心を込めて演奏しました。
 
 回を重ねるごとに、メンバーの気持ちは1つに重なり合い、それに比例してハーモニーも美しく響き合いました。迎えてくださった各地域の方々の笑顔や、楽しかったーという言葉が印象的でした。
 
 移動中のマイクロバスの車窓に広がる被災状況は想像以上で、驚くばかりでした。自然の巨大な力に対して、人間のなんと非力なことか。
 
 キャラバンが終わり、メンバーとは、またどこかでね!そう言って手を振りました。心地よい疲れを感じながら、帰路に皆さん、お疲れ様でした。また、どこかでね!

 

東京から参加の山根かんなさん
 9月も終わりというのに、2日間とも夏のような暑さで、空調のない小学校体育館での演奏は集中力を維持するのに苦労しました。暑いのは聴きに集まってくださった方々も同じで、どちらも汗をかきながらの演奏会でした。
 
 キャラバンのリーダー木村先生の被災地への思い、ねこバス愛、広島カープ愛をしかと受け止めて、魂を込めて演奏させていただきましたが、残念なことにカープにだけは届かなかったようです。
 
 今回、2日間で4施設を訪問しましたが、演奏を重ねるごとに音がまとまって行き、みんなの心も一つになって被災者の方々の心にも響いたことと思います。
 
 広島キャラバン隊のメンバーの皆さま、マイクロバスの運転手さん、木村先生とお母さま、大変お世話になりありがとうございました。また、いつかどこかでお会いできるのを楽しみにしています!!
 
 余談ですが、ラグビー日本代表の田村優選手がW杯アイルランド戦勝利後のインタビューで、『勝利を信じて一人ひとりが役目を果たすことが大事』と言っていました。これはアンサンブルの精神と通じてる!? キャラバンを終え帰宅し、録画しておいたラグビー日本対アイルランド戦を缶ビール片手に観ながら、そんなことを考えた秋の夜でした。

 

東京から参加の則満洋祐さん
 三枝さんの「チェロのためのレクエイム」と直後の黙祷…。いつも、観衆と演奏者とが、その土地の実際の災害を思って、心が一つになる時です。今回も、胸にジーンとくるものがありました。このひと時が共有できただけでも、東京から34日、広島まで伺って、ほんとに、良かったと思います。バスの車中から見ても、まだまだ、山間の谷、川沿いには、土砂崩れなどが、復旧されてない箇所が、多く見られました。早い復興を、心から、お祈りしてます。
 
 今回は、これまでのコンサートでは演奏経験のない曲がいくつもありました。できれば、とてもお手数をおかけすることになりますが、事前にCDやスコアを提供してくださると大変助かります。それと、できればですが、コンサートマスターからの事前ポイントなどもお知らせくださるといいのですが。
 
 また、今回の広島での個々の被災地では、特定の避難施設は、事実上なかったようで、小学校と施設だけでした。この残暑の厳しかった時期に、扇風機もない体育館は、われら老人には、やはりつらいものがありました。小学校体育館であれば、時期を遅らせて、11月・12月でも良かったかもしれません。次回キャラバンのための参考にでもしていただけたら、幸いです。
 
 最後に、この広島の災害で亡くなった多くの方方、そのご家族に、改めて、衷心より、お悔やみ申し上げます。

 

神戸から参加の小谷修三さん
 木村さん、新さん、小川さん、車で楽器を運んでいただいた方々、大変お世話になりました。ありがとうございました。全国から集まった18人のメンバーで、2日間アンサンブルを楽しませていただき、感謝いたします。
 
 キャラバンに参加するにあたり私には2つの思いがありました。
 1つは、私自身、阪神淡路の震災で自宅全壊した経験から、被災された方々に対し、少しでも何かお役に立つことをしたいと思っていました。
 もう1つは我々失礼、私)の音楽で本当に被災者の方々を癒すことができるのか、変な音を聴かせてかえって体調が悪くなるのではないかと危惧したことです。
 
 実際に参加してみて感じたことは、被災者の方々に演奏会へ足を運んで貰うのは難しいので、こちらから現地に出向き、聴いていただくことが大事であり、演奏は上手下手ではなく、熱意を持って心を込めることが肝要だと気づきました。
 
 会場が小学校なので「となりのトトロ」などが、プログラムの中心になるのは当然と思っていましたが、最後の小屋浦以外は高齢者私が言うのも何ですが)が多く、プログラムに懐かしのメロディーなどを加えるのも良いかもしれません。
 
 災害はいつ起きるか分かりません。阪神淡路の時は私も40代でしたので、全壊しても建て直すことができましたが、今被害に遭えば難しいでしょう。被災状況はバスの中からしか見ておりませんが、天災の恐ろしさを改めて痛感しました。早期復興を祈ります。

 

リーダーを務めた木村直子理事
 928日、広島・三原に18人のチェリストが集まりました。宮城、東京、神奈川、大阪、兵庫、岡山、そして広島県内から、昨年起きた豪雨災害の被害に遭われた被災者の皆様に、チェロの優しい音色を届けてくださいました。広島キャラバンは4ヵ所での演奏会でしたが、どの会場でもお客様はとても喜んでくださり、「楽しかったよ」「感動した」「来てくれて嬉しい」「また来てね」など嬉しいお声をいただきました。
 
 船木では地域支援センターの着物姿が素敵な赤川さんよりご紹介を受け、演奏会スタート。プログラム最初の「チェロのためのレクイエム」では演奏後黙祷。災害で犠牲になった方々の冥福を祈りました。メンバー紹介では仙台や東京、関西など遠くから参加くださったことに、お客様も「おお~」と嬉しそうでした。三原ケーブルテレビと中国新聞の取材を受け、中国新聞には30日の朝刊で記事になり、この記者さんは「取材で来たけど、僕自身、聴いててとても楽しい演奏会でした」と感想をくださいました。
 
 高屋の西の池学園では、会場の方が横断幕を、市役所の方が看板などを用意してくださり、大歓迎してくださいました。参加者の黒田さんがこの施設をたびたび訪れておられるそうで、コメントをいただきました。やはり地元での演奏会ということで、他の参加者も顔見知りの方が聴きに来ていただいていたようです。施設の方と地域の皆様が楽しんでいただきアットホームな会となりました。「レリジオーソ」がそれまでと色が変わって素敵だった、とのお褒めの言葉もいただきました。
 
 懇親会では、お酒を呑みながらチェロの話や野球の話などで盛り上がり、ピザとパスタでお腹一杯になるとともにメンバー同士の仲も良くなりました。
 
 明けて29日。参加者は13人となりましたが、残暑が予想以上に厳しかった残り2公演をエアコン無しで汗をかきかき演奏。暑かったですね
 
 途中の道路では山崩れがひどく、谷間の川には大きな落石がそのままで、工事中の箇所の場所もたくさんあり、災害の生々しさを目の当たりにしました。
 
 安浦の小学校にはプログラムや歌詞を貼るボードがなかったため、急遽メンバーのチェロケースに貼らせていただきました。演奏会では指揮者コーナーに地元の女性と安浦小の小学生が参加。この小学生は福島県からの移住者で、福島でも安浦でも家が被害受けたそうです。彼のお父さんは「(被災とは避けられるものではなく)なるときはなるものです」と苦笑しながらも、とても強い瞳をしておられたのが印象的でした。
 
 小屋浦では、開演前にお客様からリクエストがあり、今回のコンサートマスター・小川さんがフォーレの「エレジー」をさらっと演奏。とても喜ばれました。この広島キャラバンでは小川さんを中心に音楽を作っていただきました。「チェロのためのレクイエム」って非和声音の難しい音程ばかりですが、(なぜか音程が良くハマるなぁ)と4パートの私が思っていると、小川さんが「実はこのh-mollを低く作ってきたよ。この曲の1パートって高くなりやすいんだけど、それじゃチェロアンサンブルにはハマらないんだよね。ググっと下げて練習してきたよ」と感服のお言葉。全曲を通して素敵な音楽と、作り込んだ音程でメンバーを優しくまとめあげてくださいました。小屋浦ではちびっ子のお客様が多く、楽しい笑いに満ちた演奏会となりました。
 
 4ヵ所それぞれで、おいでくださったお客様は、大人も子どもも、チェロの演奏を聴いて、皆様とても良いお顔をされて帰っていかれました。にこやかに、楽しかった、満足、という顔をして。メンバーが遠くから、そして忙しい中を頑張がんばって集まってくださった成果が存分に発揮できた、被災地の方を勇気づけた演奏会となりました。
 
 広島キャラバン担当として、参加者のメンバーの皆様お一人おひとりに御礼申し上げます。被災地に素敵な時間とチェロアンサンブルの魅力を伝えてくださり、ありがとうございました。


被災地域への音楽による復興支援活動

2019秋 西日本へのキャラバンを実施します!

 

豪雨災害から3ヵ月後の被災地域の様子

 岡山県、広島県、愛媛県などを始め、西日本を襲った「平成30年7月豪雨」。それにより山は崩れ、河が氾濫し、多くの方が被害に遭われました。

 
 1年が経ち、各地で復興が進んできているとはいえ、今だにその傷跡が深い被災地で、音楽とふれあう時間がわずかでも癒しになればと、チェロを弾く仲間が集まり、キャラバン活動を行なうことで、音楽による復興支援活動を計画しています。
 
 NPOとして、直近では東日本大震災被災地域へのキャラバン演奏活動を2015年に数多く実施してきました。その時の開催ノウハウなどをもとに、15〜20人ほどのチェリストによるキャラバン活動を、以下の日程と地域で展開します。
 
■岡山県被災地域へのキャラバン活動
日時    2019 年9月14日(土)〜15日(日)
コース  岡山県笠岡市→真備町→矢掛町→笠岡市 
 
■広島県被災地域へのキャラバン活動
日時    2019年9月28日(土)〜29日(日)
コース  広島県三原市→東広島市→呉市→坂町→広島市