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岡山県被災地域へのキャラバン活動を実施しました!

 2015年の東日本大震災復興支援キャラバン活動以来、4年ぶりのキャラバン活動をNPO国際チェロアンサンブル協会として実施しました。 9月14日〜15日の2日間にわたり、倉敷市の真備町の2会場と矢掛町の1会場で演奏させていただきました。事前に国際チェロアンサンブル協会のこれまでの活動内容などが、真備町在住の会員、川合静代さんらによって十分に知らされていて、大きな笑顔とともに迎えてくださいました。チェロばかりがやってきた、という姿に興味を抱いてくださいました。ただ、町が近づくにつれ、車窓から見える風景の中に、新たに建築中の家があちこちに。空き地になっている所もずいぶんありました。昨年7月の豪雨災害の爪痕が1年を経た今も、そこかしこに残っていたのです。

2019年9月14日(土)

 10時30分        JR笠岡駅集合
 11時00分〜12時00分 リハーサル(笠岡市保健センター会議室)
 13時00分       笠岡市出発(倉敷市真備町へ約40〜50分)
 14時30分〜15時30分 真備町①(まびくら)で演奏
 16時00分〜17時00分 真備町②(ぶどうの家ブランチ)で演奏
 17時30分       真備町出発
 18時30分       笠岡グランドホテル チェックイン
 19時30分〜      懇親会
 
2019年9月15日(日)
  8時30分        笠岡市出発(矢掛町へ約30〜40分)
 10時00分〜11時00分 矢掛町(中川公民館)で演奏
 11時30分       矢掛町出発(笠岡駅へ約30〜40分)
 12時00分       喫茶店でランチを食べながら歓談(反省会)
 
演奏曲 楽譜は、希望パートを聞き、事前配布しました。
  ・三枝成彰:チェロのためのレクイエム
  ・スカルラッティ:メヌエット
  ・ゴルターマン:レリジョーソ
  ・さんぽ
  ・ねこバス
  ・中国地方の子守歌
  ・瀬戸の花嫁
  ・上を向いて歩こう

ペパーミントグリーンに彩られた「まびくら」


  ・花は咲く
  ・ふるさと  など
 2019年7月2日より募集を開始。参加人数を15〜20人程度を予定していましたが、実際には初日が9名、2日目が10名。ただ、会場の規模から見ますと、丁度いい人数であったことも事実です。笠岡市を起点としてマイクロバスで移動しました。これは、マイクロバスを低価格で借入することができることに加え、事前の練習会場の確保が容易で、宿泊ホテルも特別割引が適用されるなど、メリットがありました。
 

まびくら(倉敷市真備有井69-6)

 「まびくら」は西日本豪雨によって被害を受けた真備町の復興支援のお手伝いをさせていただくために、2018年12月8日、真備町の中心地に設置されました。運営に関わる団体は、「日本キリスト教団」「日本キリスト教団東中国教区」「岡山キリスト災害支援室」「YMCAせとうち」です。「まびくら」という名前には、「まびにくらしのぬくもりを」との思いが込められているそうで、誰でも立ち寄れる場所として、地域の皆さんに愛されています。
 この日、ご挨拶をいただいたのは、まびくらを支える岡山キリスト災害支援室の草井琢弘代表。岡山めぐみキリスト教会の牧師さんでもあります。

草井琢弘代表

キャラバンのチラシが掲示されていました

 「昨年の西日本豪雨災害を支援するために、私たち岡山県のキリスト教の団体が立ち上がりました。約3,000人の全国からのボランティアの方々を受け入れさせていただき、昨年の12月からは、このまびくらを会場として、居場所支援、子ども支援、心の支援など様々な活動を続け、クラシックやロックなどの音楽、歌声喫茶、お祭りなど、地域の皆様に寄り添うイベントをお届けしています。この会場は2021年3月までお借りしていますので、それまではがんばってまいります。今回、国際チェロアンサンブル協会様からお声がけをいただき、このようなチェロアンサンブルコンサートが開かれること、とても嬉しく思います」とご挨拶をいただきました。

まびくらのすぐ裏の「うどんの
かわはら」のみなさんからも
応援いただきました

 それを受けて、コンサートマスターを務めた中村康乃理さんから「真備町に住む私の友人も自宅が流されました。なんども足を運んだところですが、こうやって町が綺麗になっていくのをバスから見て、涙が出るくらい、嬉しいです」と挨拶。演奏を始めさせていただきました。
 
 
 
 
  

ぶどうの家ブランチ倉敷市真備町辻田197)

挨拶をされる津田由起子代表(左端)

 民間のコミュニティセンターとして平成8年にスタートしたぶどうの家。昨年の西日本豪雨災害で被災しながらも、 目の前の利用者さんや被災された方々を支えるために必要なことは何か、ぶどうの家の理念を日々の生活支援に照らし合わせ、職員みんなで一歩ずつ進んでいらっしゃいます。

ぶどうの家の職員の皆さん

 この日、ご挨拶をいただいたのは、ぶどうの家の津田由起子代表。この1年間、ご自宅に帰宅されることなく、ぶどうの家に寝泊まりし、常に人々を支えて来られた方です。

 「今日は、ようこそいらっしゃいました。先ほど伺いましたら、東京や神奈川、大阪、広島、そして岡山からと、あちこちからいらしてくださり、本当にありがとうございます。昨年の夏は、町中から色が消えました。泥水につかりましたので、それが乾いていくと町中が白くて、木の葉っぱも白くなったことを覚えています。みんなで泥を出して、家を乾かさないといけないので、ポッカリと口を開けているような家が並んでいました。全国の方々が真備町に来てくださり、泥出しをしてくださり、家を綺麗に片付けるのを手伝ってくださり、家の中の山積みのゴミを本当にあっという間に片付けてくださり、人の力って本当にすごいなぁと思いました。1年経ってみて、やっぱり悲しみが襲ってくることがあります。失ったことの再確認をしている時に、こうして音楽や絵で私たちに安らぎを届けてくださることを嬉しく思います。今日は真備町以外の地域からも、お客様にご来場いただきました。これからも、いろいろな人々が真備で交流を深められたらいいなと思っています」と挨拶。演奏を始めさせていただきました。
 

矢掛町中川公民館(小田郡矢掛町本堀1718-2)

 当初、総社市でのキャラバンを検討しておりましたが、現地の都合により矢掛町に変更しました。(この部分、記事を執筆中です)
 
 

参加者の声

大阪から参加の鈴木孝道さん
 コンサートに来られた方々は あの予期せぬ被災の日から、日々復興へ全力を尽くされ 今日を迎えられた方々。その顔は、チェロコンサートに期待し、明るい表情の方々ばかりでした。当日は9月の秋空高く、白い雲も浮かぶ岡山の好天気。私たちの心こめたチェロアンサンブルに、心から安らんでおられるような、癒しのコンサートでした。

 

東京から参加の山根かんなさん
 2015年の東北キャラバンに初めて参加してから4年振り、2度目のキャラバン参加となります。
 
 914日、集合時間の1030分までに笠岡駅に着くよう、東京6時始発のぞみ1号自由席に乗り込みました。三連休の初日とあってほぼ満席状態でしたが、なんとかチェロ置き場と自分の座席を確保し、2日間の岡山キャラバン、3施設でのアンサンブル演奏活動に向け、体力温存のためとりあえず寝る体制に。車内は家族連れも多く、赤ん坊の泣き叫ぶ声も聞こえてくる中、今回の演奏曲目に『中国地方の子守唄』があったっけ。うまく弾けるかなあなどと考えている内に爆睡。乗り過ごして博多で大慌て、ということもなく、岡山駅で乗り換え、無事、快晴の笠岡駅に到着。事務局の中村幸太郎さんに出迎えていただき、マイクロバスに乗り込んでリハーサル会場へと向かいました。
 
 初日のキャラバン参加者は総勢9名。1パート1名、2パート2名、34パート3名ずつという編成で、私は3パートを担当させていただきました。20名くらいは集まるのかな、と勝手に思っていたのでメンバーの少なさに少し不安になりましたが、3パートは3名いるので多少音を外しても目立たないかもと前向きに考え直し、1時間ほどのリハーサルを終え、最初の会場へと出発しました。
 
 『晴れの国、岡山』『南は瀬戸内海、北は緑に囲まれ温暖小雨で、災害もなくとても住みやすい環境』と紹介されているこの地域の人々にとって、昨年の西日本豪雨災害は正に青天の霹靂だったのではないかと想像します。演奏会場へ向かうマイクロバスの中で、地元のチェリスト中村康乃理さんが、『この辺りは、周りで大雨が降っていてもこの地域だけは降っていないということが多い場所で、けれどもそのことによって、災害に対する備えや人々の警戒心が足りなかったかもしれない』とおっしゃっていたのが印象的でした。バスの車窓から眺めた景色は、一見、緑豊かでのどかな風景のように見えましたが、中村さんから『この川が氾濫した高梁川。この家は1階が水没しました。ここは家を取り壊して更地になっていますね。こ!のスーパーは水害で場所を移しました』と、災害当時とその後の様子をご自分のボランティア体験も交えてお話しいただき、水害の恐ろしさ、土地や人々の負った傷の深さを感じながらの移動となりました。
 
 1日目は真備町の岡山キリスト災害支援室『まびくら』と民間コミュニティセンター『ぶどうの家ブランチ』の2施設で、2日目は3パートのメンバーが1人増えて総勢10名で矢掛町の中川公民館で演奏させていただきました。3回の演奏とも、中村康乃理さんが唯一人の1パートとMCという重責を担い、かつ突然のリクエストにも即対応して素晴らしいソロ演奏を聴かせてくださったこともあり、なごやかな雰囲気のうち、無事に終えることができました。ただ、『中国地方の子守唄』はなかなかうまく合わず、2日目のプログラムから消えることになり、自分の練習不足を反省することとなりました。
 
 『ぶどうの家ブランチ』のスタッフ津田さんは、被災直後から認知症の高齢者の方々のお世話、見守りを24時間体制で続けていらっしゃるそうですが、私たちの演奏前のご挨拶で、『災害から一年が経って復興も徐々に進んでいます。今までは目の前の事で一杯でしたが、これから私たちは改めて悲しみと向き合うことになるのだと思います。』とお話しされました。私たちの演奏がほんの少しでも被災者の方々の心の癒しとなりますよう願わずにはいられませんでした。
 
 訪れたどの施設の方々も私たちを温かく出迎えてくださり、終了後はバスが見えなくなるまで手を振ってお見送りしてくださいました。
 
 暑い中、2日間にわたり、私たちの移動を助けてくださったマイクロバスの運転手さん、岡山キャラバンのすべてを仕切ってくださり、懇親会やランチ会場を苦労して探してくださった中村幸太郎さん、そして今回各地から集まって一緒に演奏してくださったキャラバン隊の皆さんに心より感謝申し上げます。
 
追記:懇親会で、私の還暦祝いの乾杯をしていただけたことは予想外でとても嬉しいことでした。ありがとうございました!!その後、懇親会参加者の中では私が2番目に若いということがわかり、「60歳なんてまだまだ若造だな」と自分に気合いを入れ直す夜となりました。


被災地域への音楽による復興支援活動

2019秋 西日本へのキャラバンを実施します!

 

豪雨災害から3ヵ月後の被災地域の様子

 岡山県、広島県、愛媛県などを始め、西日本を襲った「平成30年7月豪雨」。それにより山は崩れ、河が氾濫し、多くの方が被害に遭われました。

 
 1年が経ち、各地で復興が進んできているとはいえ、今だにその傷跡が深い被災地で、音楽とふれあう時間がわずかでも癒しになればと、チェロを弾く仲間が集まり、キャラバン活動を行なうことで、音楽による復興支援活動を計画しています。
 
 NPOとして、直近では東日本大震災被災地域へのキャラバン演奏活動を2015年に数多く実施してきました。その時の開催ノウハウなどをもとに、15〜20人ほどのチェリストによるキャラバン活動を、以下の日程と地域で展開します。
 
■岡山県被災地域へのキャラバン活動
日時    2019 年9月14日(土)〜15日(日)
コース  岡山県笠岡市→真備町→矢掛町→笠岡市 
 
■広島県被災地域へのキャラバン活動
日時    2019年9月28日(土)〜29日(日)
コース  広島県三原市→東広島市→呉市→坂町→広島市